現在、スタンダードとなっているパソコンOSは、大概のメーカー製品であればOSや様々なソフトウエアがインストールされている事があります。その場合には必ず、Cドライブという論理的なドライブが作られており、そこへOSやアプリケーションプログラムが置かれているというのが一般的です。しかしパソコンに詳しい人からCドライブのみで利用するよりも、Cドライブを論理的に二つに別けて、CドライブとDドライブという形にして利用した方が良いと言われるかも知れません。これの意味する所は、CドライブはOS等のシステム部分とし、そしてDドライブには作成したデーターファイルを保存しておこうという考えです。
そうすれば、OS部分に問題が生じて再インストールが必要になった場合にも、Dドライブにあるデーターを壊す事無く、リカバリーを実行出来ると訳です。最近のパソコンには大量用のハードディスクがインストールされているのが一般的なので、余裕を持った理想的な構成だと言えるかも知れません。しかしモバイルパソコン等を利用している場合では、低容量のハードディスクやSSDのみで構成されている事があります。その様な場合は、Cドライブのみの構成で利用した方が適切かも知れません。
なぜなら、定期的なOSの修正プログラムの適用等で、Cドライブには多くのディスク容量を使われる可能性があるからです。なおDドライブを作る場合は、オペレーションをするユーザーがファイルやフォルダー、あるいはドライブを含めたパスの概念を、理解し自由自在に操作出来る事が大前提です。ですから、パソコンを始めたばかりで良くわからないという場合には、混乱を招く恐れがあるので、Cドライブのみで使用する方が良いでしょう。
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