インターネットの接続の時に使うlanケーブルの中でも、最も使用されているといわれているものはツイステッド・ペア・ケーブルです。ただ、ツイステッド・ペア・ケーブルにはUTPとSTPの2つに分類が行われていているのが特徴です。UTPは、アンシールデット・ツイステッド・ペア・ケーブルの英語表記の頭文字でシールドがなくて撚り対線の構造を持ちます。一方、STPは、シールデット・ツイステッド・ペア・ケーブルの営業表記の頭文字で、UTPとの大きな相違点はシールドが施されている部分です。
それぞれの各転送速度に応じた周波数特性を満たしているものが、いわゆるlanケーブルやイーサーネットケーブルと呼ばれるもので、家電量販店などに行けば様々な種類のものや必要に応じて長さを選択することが可能です。いずれも、lanケーブルの規格になるものですが、2つの分類の中にはエンハンストと呼ぶものも存在しています。このエンハンストは、高めるもしくは強めるなどの意味を持つ言葉になるのですが、このlanケーブルはUTPの中の一つでカテゴリー5に分類されるもの、周波数は100MHzで100BASE-TXや1000BASE-T、2.5GBASE-Tなどに準拠しています。ちなみに、UTPにはカテゴリー5と呼ぶ規格もあるのですが、これは100BASE-TXのみに準拠しているものでありエンハンストカテゴリー5はより多くの適用があることが分かるのではないでしょうか。
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